「患者さんが満足できる、理想的な医療を提供する場を作りたい」。くりあ診療所は、医師3人と歯科医、ヘルスコーディネーター、患者、賛同者の計7人の思いが結実した診療所です。現在の医療は、診察まで1時間を超えて待たされたというケースを見聞きします。そうした状況の中での診察では、患者の側から疑問点を尋ねたり不安な思いを伝えたりすることがはばかられ、医師との意思疎通が十分に図れず、納得した上での治療も受けられないでしょう。原因が特定できぬままに病名がつけられることも少なくなく、患者の側からの質問や意見が医師に届きづらい状況です。また、治療に関しても、原因の特定ができないため症状を抑える対症療法が主流であることから、根本治療にはなりえないでしょう。患者さんが満足できるような医療を提供したいという思いを共有した私たち7人は、2012年3月に分子整合栄養医学を実践する診療所を開設しました。